「最近、なんとなく鼻がムズムズする…」 まだ1月ですが、少しずつ花粉の気配を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2026年の花粉シーズンは、地域によって「飛散量」に大きな差が出ると予測されています。 特に東日本・北日本にお住まいの方は、今年は要注意の年です。
本記事では、日本気象協会やウェザーニューズ等の最新データを基に、2026年の花粉飛散開始日と傾向をまとめました。ニュースをまだチェックしていない方も、このページだけで今年の対策の要点がわかります。
1. 2026年の花粉、いつから飛ぶ?(飛散開始日予想)
結論から言うと、今年(2026年)のスタートは「例年並み」か「やや早い」予想です。 特に九州北部、東海、関東南部では、2月上旬からスギ花粉の飛散が始まると見られています。
主な地域の飛散開始予想
福岡・東京・静岡:2月上旬
大阪・広島・高松・名古屋:2月中旬
金沢・仙台:2月下旬
秋田・青森:3月上旬~中旬
クリニックからのアドバイス 飛散開始日とは「一定量の花粉が連続して観測された日」のことです。実際にはその少し前から微量の花粉は飛んでいます。 「2月上旬開始」の地域の方は、1月中(今すぐ!)の対策開始が症状を抑えるカギとなります。
2. 今年の量は多い?少ない?(地域別の傾向)
2026年の最大の特徴は、「西日本は減少・並」、「東日本・北日本は増加」という地域差です。
東日本・北日本(東海~北海道)
【多い~非常に多い】
昨年の夏(2025年)が記録的な猛暑だった影響で、花粉を飛ばす雄花がよく育っています。また、昨年飛散量が少なかった地域の「裏年・表年」のサイクルにより、今年は反動で大きく増える見込みです。特に北海道や東北の一部では例年の2倍以上になる恐れがあります。
西日本(九州~近畿)
【例年並み~少ない】
昨年(2025年春)の飛散量が多かったため、今年は比較的落ち着く見込みです。ただし、「少ない」といっても症状が出ないわけではありませんので、基本的な対策は必須です。
3. 【豆知識】寒い冬は花粉が増える?「休眠打破」とは
「暖冬だと花粉が早い」という話は有名ですが、実は**「冬の寒さ」**も花粉のスイッチを入れる重要な役割を持っています。
スギの木は、冬の寒さに一定期間さらされることで眠りから覚め、春の暖かさで開花準備に入ります。これを「休眠打破(きゅうみんだは)」と呼びます。
この冬(2025年末~2026年初頭)は適度な冷え込みがあったため、スギの休眠打破は順調に進みました。そのため、2月に入り気温が上がると、一気にスイッチが入って飛散がスタートする可能性が高いのです。
4. 今年の対策:初期療法について
花粉症治療において最も重要なのは、症状がひどくなってから薬を飲むのではなく、飛散開始の1〜2週間前から薬を飲み始める「初期療法」です。
東日本・北日本の方: 大量飛散に備え、今年は特に早めの受診をおすすめします。
西日本の方: 油断せず、本格化する前にベースの薬を決めておきましょう。
当院では、ライフスタイル(眠くなりにくい薬が良い、1日1回が良い等)に合わせた処方を行っています。市販薬で効果を感じにくい方も、ぜひ一度ご相談ください。
今のうちにできること
本格的な飛散が始まる前に、一度アレルギー検査や薬の相談にいらっしゃいませんか? 待ち時間が少ない今の時期(1月中)の受診がスムーズでおすすめです。


