4月からの新生活、パフォーマンスを最大化するには「睡眠」のケアが不可欠。会議中の眠気や運転中のヒヤリハットは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。余裕のある2月の受診をおすすめする理由を解説します。
春のスタートダッシュは「冬の準備」で決まる
年が明け、暦の上では春が近づいてきました。
4月からの異動、就職、進学など、新しい環境での生活を控えている方も多いのではないでしょうか。
「新天地でしっかり成果を出したい」「第一印象を良くしたい」
そう意気込んでいるあなたに、一つ質問があります。
「日中のパフォーマンス、本当に100%発揮できていますか?」
もし、日々の強い眠気や集中力の低下を感じているなら、それは単なる疲れではないかもしれません。新生活のスタートダッシュを成功させるために、比較的時間に余裕のある2月のうちに、体のメンテナンスを行っておくことを強くおすすめします。
その眠気、ただの寝不足ではありません
日常生活の中で、以下のような経験はありませんか?
大事な会議中なのに、どうしても意識が飛んでしまう
信号待ちや運転中に、一瞬眠気に襲われヒヤッとした
しっかり寝たはずなのに、朝から体が重だるい
家族から「いびきがうるさい」「呼吸が止まっていた」と言われた
これらに当てはまる場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS) の可能性があります。
SASは、睡眠中に気道が塞がり、呼吸が何度も止まってしまう病気です。本人は眠っているつもりでも、脳は酸欠状態で覚醒を繰り返しているため、実際には「質の良い睡眠」がほとんどとれていません。
その結果、日中に強烈な眠気に襲われたり、集中力や判断力が著しく低下したりします。これは、新しい仕事を覚えたり、人間関係を築いたりする上で大きな足かせとなってしまいます。
なぜ「1月・2月」の受診がベストなのか?
「忙しくなってから考えよう」では遅い理由があります。
睡眠外来や専門クリニックの受診を、今の時期におすすめするのには明確なメリットがあるからです。
1. 検査と治療の定着に時間がかかる
SASの診断には、簡易検査や精密検査(PSG検査)が必要です。また、治療法(CPAP療法やマウスピースなど)が決まったとしても、その器具に慣れて快適に眠れるようになるまでには、数週間〜数ヶ月の期間を要することがあります。
1月から動けば、4月の新生活が始まる頃には治療が軌道に乗り、ベストコンディションで初日を迎えられます。
2. 3月・4月は医療機関も混雑する
年度末や新年度の始まりは、健康診断の二次検査や駆け込み受診で医療機関が混雑しやすい時期です。予約が取りやすく、医師ともじっくり相談できる今の時期が狙い目です。
3. リスク管理としての受診
特に運転業務や精密な作業を伴う職種に就く場合、SASによる居眠りは重大な事故につながるリスクがあります。事前に検査を受け、治療中であることを証明できれば、職場への信頼にもつながります。
質の高い睡眠は、最強のビジネススキル
「寝ていない自慢」が通用した時代は終わりました。現代において、良質な睡眠を確保し、日中に高いパフォーマンスを発揮することは、立派なビジネススキルの一つです。
「たかが眠気」と放置せず、未来の自分のために専門医に相談してみてください。
脳と体がすっきりと目覚めた状態で迎える4月の朝は、きっとあなたに素晴らしいスタートをもたらしてくれるはずです。


